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ふくらはぎは「第2の心臓」

~「第2の心臓」とはどういうこと?~

· ふくらはぎ,血行不良,むくみ,マッサージ,お役立ちブログ

こんにちは!

ボディマネジメント整体院です。

ふくらはぎは「第2の心臓」と言われています!

血液は心臓のポンプの働きによって、

体全体に必要な栄養や酸素を届けます。

そして、二酸化炭素と老廃物を受け取った血液は静脈を通って 再び心臓の方に戻っていきます。

ですが、心臓から血液が送り出される時にかけられた圧力では 一番遠い足先の方には届きません。

さらにプラスして、足の静脈に流れている血液が心臓へ戻ってくる為には、

地球の引力に逆らって上がっていかなければなりません。

そして、静脈にある血液が、再び、心臓に戻ってくる時に大切な働きをしているのがふくらはぎの筋肉です。

ふくらはぎの筋肉は収縮を何度も繰り返すことで 血管を圧迫して心臓に戻ろうとする血液を上に押し上げます。

この足のポンプ作用は「ミルキングアクション」と呼ばれています。

牛の乳を絞るような感じで、足の筋肉が絞られるように 血液を上へ上へと押し出します。

⚫️ふくらはぎの血行不良から高血圧

第二の心臓がうまく働いていないと心臓や血管に過剰な負担がかかるようになり、高血圧になりやすくなります。

高血圧の人は、ふくらはぎの筋肉が硬くこわばっている事が多いようで このことは、第2の心臓がうまく働いてない証拠。

実際にふくらはぎが硬くなっているかどうかを確かめる方法としては 前屈運動をしてみるとよくわかります。

高血圧の人は、硬いふくらはぎの筋肉が引っ張られて痛むため たいてい、床に指先がとどきません。

ふくらはぎがやわらかくなり、前屈運動で床に手がつくようになってくれば、 血液の流れが良くなり、血圧を下げる効果があるようです。

歳をとってくると身体が硬くなり、若い頃とくらべて 血圧が高くなってくるのは、全てではないにしても ふくらはぎの状態が関係しているようですね。

ちなみに、100歳以上、しかも、寝たきりでなく、自分で何でもできる人 頭もシッカリしている人は、身体に柔軟性があるそうです。

ふくらはぎの硬さからくる症状について

①むくみ

下半身の血行不良はまた、足のむくみの原因にもなります。

海外旅行などで、長時間飛行機に乗って足を動かさないでいると 足がパンパンにむくんで靴が履けなくなってしまうことがあると思います。

これは、血液の流れが悪くなって血液中の水分が周囲に染み出し 組織の間などにたまってしまったりするからです。

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②冷え

手足の指は血液循環の末端にあって、もっとも血液が届きにくく 滞りやすいところです。

血液の循環が悪くなると、血液は末端の毛細血管まで行かず その手前の太い血管で心臓に折り返そうとしたがります。

③のぼせ

また、下半身の血行が悪くなると、それだけ上半身を流れる血液量が 多くなってしまうので、いわゆるのぼせでイライラも起きやすくなります。

昔から、頭寒足熱が大切と言われていますが、足の血液循環を 良くすることが、健康づくりに大切な事がわかります。

ミルキングアクションの働きを改善しよう

①ウォーキング

1.膝は伸ばし切らず、反らし切らずに歩きます。

膝は伸ばし切って歩くと、地面からの力を逃がすことができずかえって痛めてしまいます。

正しくは今までよりも膝を2cmくらい高く上げて歩くのです。

そうすると、自然と足裏全面で着地ができ、正しい3点歩行ができるのです。

2. 足指を地面に着地させ踏ん張り、そして地面をつかむように歩き『過剰な衝撃』と『過剰なねじれ』が身体に伝わらないようにします。

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②ストレッチ

1.長めのタオル(スポーツタオルなど)を用意する

2.仰向けに寝て片方の脚の土踏まずにタオルの真ん中をかけ、タオルの両端は両手で持つ

3.膝を軽く曲げたまま上に伸ばし、タオルを使って脚を下にひっぱるように引く

4.太ももの裏やふくらはぎを伸ばすようにする

呼吸をしながら20秒間キープ息を大きく吸って吐く…を心がけるもう一方の脚も同じく行う

③マッサージ

1.仰向けになり、片脚を立てる

2.もう片方の足を立てた脚の膝に乗せる

3.乗せたふくらはぎを膝の上でマッサージする

4.反対側も行う

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人の身体の筋肉量の3分の2は、足に集中しています。

その為、ふくらはぎの筋肉を動かす運動を普段から行っていれば 血液の循環も自然とよくなり、第2の心臓として十分な働きをしてくれます。

第二の心臓の働きが悪くなり、静脈から心臓へ戻ってくる血液量が 少なくなってくるとその分、心臓の方から血液を強く押し出して、血液を還流させてしまうので、その分、心臓の負担は大きくなります。

足のポンプ作用は、間接的に心臓を助けているといえます。

地球の引力下で、しかも二足歩行で生活している人間にとっては、

ふくらはぎの筋肉を適度に働かせる必要があります。

いかがでしたか!?

日々のウォーキングやストレッチでふくらはぎの筋肉を正しく働かせることでふくらはぎの硬さからくる身体の不調は改善していきます。