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見えない歪み、距骨

~体の不調の原因かも~

· 腰痛,冷え性,むくみ,外反母趾,お役立ちブログ

こんにちは!

ボディマネジメント整体院です。

5月に入り、かなり暖かくなってきましたね!

季節の変わり目は体調が崩れやすいので気を付けましょう。

今回のテーマは意識しづらい足首の奥にある骨、「距骨」です。

●「距骨」とは?

体にあるすべての筋肉は骨につなぎ止められているというのは常識です。

でも唯一、例外なのが足首の奥深くにある「距骨」という骨です。

距骨は足(フット)脚(レッグ)のつなぎ目で体の土台になっています。

そのため、全身の体重がそこに乗るのでズレ歪みが生じやすくなってしまいます。

しかし距骨はズレたり歪んでも痛みを感じることはほとんどありません。

1度歪んでしまうと自然に元の状態に戻ることもないのです。

距骨

症状

・腰痛

・首の不調

・冷え性

・下半身のむくみ

・外反母趾

「距骨」の歪みタイプ

距骨の歪みにはいくつかタイプがあります。その中で、どんな人でもフロントかバックタイプに当てはまります。

<判定テスト>
しゃがむ時にかかとが浮く→フロント
かかとをつけたまま自然にしゃがめる→バック

脚を重ねずに正座が楽→フロント

脚を重ねて正座が楽→バック

距骨を指で押し込むと鎖骨の上が痛む→フロント

距骨を指で押し込むと肋骨の下が痛む→バック

●フロントタイプ

距骨が爪先側に傾いているので、重心が前になり後ろ側の筋肉が頑張ってバランスをとっています。動きの軸はみぞおちになります。

その結果、ふくらはぎや太ももの裏、背骨に沿って走る筋肉が常に緊張します。

さらに骨盤が後傾して姿勢も悪くなりやすいです。

【症状】

・緊張性頭痛

・坐骨神経痛

・膝のズレ

・かかと、脚の裏の痛み

・アキレス腱炎

・足底筋膜炎

フロントタイプ

●バックタイプ

距骨がかかと側に傾いているので、重心が後ろになり無意識に体の前面に力を入れてバランスをとっています。動きの軸は首の付け根になります。

足の甲から緊張して、すね、太もも、腹筋や胸に筋肉が硬くなりやすいです。

骨盤が前傾するので、反り腰になったり脚の付け根のそけい部が凝ります。

【症状】
・肩関節炎
・胃腸障害
・そけい部の痛み
・膝のお皿の下の痛み
・呼吸が浅くなる
・腹部の緊張
・恥骨周囲痛
バックタイプ

●フロントタイプのケア

軸がみぞおちなので、力を出すときはここが硬くなりやすいです。

深く呼吸してリラックスさせましょう。

みぞおちをゆるめる呼吸術

①両足を肩幅に開いて立ち、肋骨の一番下に両手の指先を差し込み、そのまま背筋を伸ばして大きく息を吸います。

②状態を前に傾けながら、指をさらに深く入れて、ゆっくり息を吐き出します。

️10回繰り返しましょう

●バックタイプのケア

鎖骨にくっついている脇の下から胸にかけての筋肉が硬くなりやすいです。

ここを解して、猫背や巻き肩を防止しましょう。

胸筋をゆるめるマッサージ

①右手の4本の指を左脇の下に入れ、親指と挟むように胸の筋肉を掴みます。

②そのまま左腕を後ろに回します。

※腕ではなく肩甲骨を動かすように意識。

️反対も同様に、10回ずつ行いましょう。

いかがでしたか?
距骨は無自覚で歪みやすく、骨盤の歪みからも起こりやすくなります。
骨盤が歪んでいると、距骨だけでなく上半身や全身の疲労にも繋がってしまいます。
正しい姿勢が保てるように、距骨のケアから始めてみましょう。