こんにちは、ボディマネジメント整体院です。
寒くて関節が痛むことってありますよね?
今日はそんな関節痛の中から、肘の痛みについてお話しします。
ただ肘が痛いと言っても、肘痛の原因には実は色々あるのです。
【肘の痛みの原因】
よく知られているのはテニス肘やゴルフ肘などです。近年では、パソコンやスマートフォンの普及で長時間腕を固定する事が原因の肘の痛みが多くなっています。
いずれも長時間の運動や同じ姿勢による負荷が一定の部分に集中して炎症や関節炎になります。
●病気やケガによる肘の痛み
肘が痛くなるような病気やケガには、主に以下のようなものが挙げられます。
1、肘内障
5歳以下の子供に多いです。
子供は骨を支える構造が未熟なので、衝撃が加わると靭帯から骨が外れて脱臼してしまいます。親が子供と手をつないで歩いている時、子供が転倒しそうになり親が手を引っ張ったら、肘を痛がって手を動かさなくなった、というケースが多くあります。
言葉を話せない場合は泣いたり、肘を動かさなくなったするだけで発見が難しい場合もありますので要注意です。
2、上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
テニスやバトミントンなどラケットをふるスポーツをされる方に多いです。
手首をかえす筋肉の腱は上腕骨の外側に付着しています。フォアハンド時に無理をすることで、腱の骨の付着部に炎症が起こり肘の外側が痛くなります。雑巾を絞る、手首を曲げた状態から伸ばすような動きで痛みが出ます。
3、野球肘
成長期の子供などが勢いよく投球する動作を繰り返すことで起こることがあります。
軟骨・骨・靭帯が損傷してしまい、痛みだけでなく、動きにも制限がかかります。
4、骨折
肘周囲の骨が折れると折れた骨が筋肉によって引っ張られ、位置がずれてしまうことがあります。手術が必要になる事もあり、強くぶつけた後に痛みや腫れが現れた時は要注意です。
5、変形性肘関節症
肘の関節面の軟骨がすり減ることで、骨と骨同士がぶつかり、痛みが出ます。関節内の骨の端の部分にとげのような構造ができて、動きが制限されたりします。進行すると、肘の近くに通っている神経にも問題が生じます。指のしびれ、手の動きにくさも生じる可能性があります。
【主な対処法】
肘の痛みを起こさないため、もしくは悪化させないために日常生活で気をつけられるポイントはいくつかあります。
「日常で気をつけられるポイント」
硬い机などに肘をつき、不安定な姿勢でスマホを操作したり、夢中で長時間キーボードのタイピングをしたりしていると、思わぬうちに肘に強い力がかかっている可能性があります。
クッションや衣服で肘を保護し、片手だけに負荷がかからないようにしましょう。ほおづえをつく癖がある人はできるだけやめるようにして下さいね。
「対処法」
対処法としては運動の前後に肘の曲げ伸ばしや手をついての捻りなど、よくストレッチをしてから行って下さい。
パソコンやスマートフォン使用頻度が多い方も同様にストレッチをしてから使用すると良いです。
プラスで手首や肩のストレッチを一緒に行うとより良いです。
痛む部位によってストレッチも異なります。